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No.120(2004.1)
   
  技術情報  
     
   
IMB-009バインダー
(新規設定インサート成形用バインダーの紹介)
     
     IMB-009バインダーは、インサート成形時に2液型インキで印刷された意匠印刷シートと射出成形樹脂を接着させる為の、スクリーン印刷用のバインダーです。
以下のような優れた特徴を持っております。

〜安全性〜
BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)、シクロヘキサノン、イソホロン等の溶剤を使用せず、安全性の優れた溶剤系での構成となっております、また塩素系樹脂を含まず人体・環境に優しい設計となっております。

〜MIRミラーインキへの対応〜
PC素材へ印刷したMIR-9100ミラーシルバーと裏押えのMIBインキの上に印刷しても、MIRミラーインキの鏡面性を損ないません。

〜耐熱性〜
従来のIMB-002、IMB-00314バインダ-より更に耐熱性に優れております。
   


 
    1.用途・特徴  
   

* PC、処理PETへ二液型インキで意匠印刷を行ったシートと、射出成形樹脂との接着層。
* 適応射出成形用樹脂:PC(ポリカーボネート) 、PC/ABS、ABS、AS、PMMA(アクリル)
* スクリーン印刷出来るので、必要な部分だけにパターン塗工が可能です。
* 一液蒸発乾燥型で、作業性が良好です。



 
    2.印刷条件  
   
稀釈/洗浄
そのまま稀釈なしで印刷できます。稀釈が必要な場合は、5%以下で調整して下さい。
F- 002 溶剤(標準)、F-003溶剤(遅口)の溶剤が使用できます。
  成形樹脂との接着性、MIRミラーインキの鏡面性などに悪影響を及ぼすので、他の溶剤は使用しないで下さい。

印 刷
  T-200〜250メッシュの版を使用して印刷を行って下さい。

乾燥/硬化
  タックフリ-は室温(25℃)で約17分、80℃では約5分で乾燥致しますが、塗膜中の残留溶剤は成形樹脂との接着性低下の原因となります。
  意匠印刷インキの乾燥・硬化を含めて必ず加熱乾燥を行って下さい。
  最終乾燥は、意匠印刷インキの最終乾燥・硬化条件に準じて行って下さい。

意匠印刷
  印刷素材、成形条件等により選定を行う必要がありますが、PC、処理PETシートへは当社IPSインキ及びINSインキを、MIRミラーインキの押えにはMIBインキを御使用下さい。

成形樹脂との接着性能試験
  印刷条件
試験インキ: MIB-911 墨
原反:0.5 t PC(筒中プラスチック製、EC100)、
印 刷: T-250メッシュ
稀釈:F-002 溶剤/10%
混合:240硬化剤/10%
乾燥: 80℃-5分
試験バインダー: IMB-009バインダー、(稀釈無し)
印 刷: T-250メッシュ
乾燥条件: バインダー印刷後/80℃-60分(BOX乾燥)

  試験方法
上記にて作成したMIBインキ及びIMBバインダ-の印刷物を、射出成形用の金型内に挿入し、バインダ-印刷面にPC樹脂を射出してインサート成形する。
作成した試験片の印刷シ-ト側に1.0 cm巾に切り込みを入れて成形樹脂から引き剥がし、引っ張り試験機にて引っ張り速度300 mm/分で、180°はく離接着強度[kgf/cm]を測定。

試験インキ 試験バインダー はく離接着強度
MIB-911 墨 IMB-009バインダー 約 4.0 kgf/cm

  使用上の注意
  真空成形、圧空成形、金型成形などのフォ-ミング加工および、射出成形樹脂と一体化させるインサ-ト成形加工では、印刷素材と意匠印刷用インキの選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式と条件、成形樹脂の選定、金型の設計(ゲートの形状や種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。
試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。

  バインダーは、インキと混合して使用することは出来ません。


 
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