「価値の提供」といっても難しいかもしれないですね。それができるようになるにはいくつかの基本があります。 まず1つは、会社の方針などを理解し、大事にすること。もう1つは、マナー、礼儀です。 4月入社から3ヶ月くらい経つと一般的なマナーが身につきます。その後に、営業活動を本格化させるわけですが、そこでの基本もあります。 まず、お客様のお話を聞くこと、理解すること、そして、それを自分の行動に移せること、この3ステップです。 日本のお客様は間接的に話す場合が多いので、本意を汲み取るのが結構難しい。例えば、新入社員に向かって「キミは若くて素晴らしいね」と言ったとする。 本当かというとそうじゃない。新人ですから最低のレベルで言っているだけの、いわば社交辞令のようなもの。 このような類の話は営業活動のなかにはよくあります。まずはじっくりとお客様の話しに耳を傾けて聞く傾聴力をつける。 その話から求めていることは何かを探り、意図、本意はどこにあるのかを理解できるコミュニケーション力をつける。 その成果として、自分が営業訪問する目的もはっきりし、営業のストーリーも自分なりに組める。つまり、行動に移せる力がつくわけです。 お客様の求めている「コト」に応えられる「価値の提供」は、こうして自然にできるようになります。
私がまだ学生の頃、自分は営業に向かない、絶対営業職には就きたくないと決め込んでいました。生産管理の仕事がしたくて当社に就職しました。 入社後の配属は三鷹工場、後に山梨工場へ異動になり、そこで生産管理全体をみる総括的な仕事を任されました。 その成果が出て、だんだんやる気も出てきた頃に、突然、会社から「お前、営業に行け」と。その時はもう、辞める覚悟でした。 それほど営業は嫌いでした。 そんな私がいまは営業を統括する立場に就いている。なぜできたのか。それは、お客様がいろんな相談を私にしてくる。 小倉に頼んでいるのだから、小倉が応えたい!その一心でやってきた結果なのです。 私の経験則からですが、自分の適職は仕事を継続する経験からわかる。 そして、上司や先輩各位のアドバイスも素直に聞くこと。ですから、自分勝手に営業の向き不向きを決め付けるな、と言いたい。 どんな仕事でも、「まずはやってみなはれ!」です。営業にチャレンジして、自分の力を試してみることが先決で、仕事に必要な知識や能力は後発で育ってくるのです。
営業戦略本部はいま、中国国籍をはじめ多国籍の人材が多数います。今後はもっと増えるでしょう。 当然、社員1人ひとりのバックグランドや価値観は違います。話し方1つとってもみても、外国籍の社員は非常にストレートに伝えようとしますが、 日本人は、先にも言いましたが、抽象的な言い方になりがちです。どちらにムダがないかといえば、ストレートに表現したほうが誤解も少なく、効率的なわけです。 そこで私は、できるだけムダを省くコミュニケーションをしようと努めたのです。 こうした例を含めて、今後は多様な人材にあわせた仕組みづくりが必要です。 中でも重要なのは、社員1人ひとりの個性を十分に尊重しながら、共通項を求めていくことです。 それは、どの国の社員誰もが、会社の理念・信条や中・長期の経営計画を自分に置き換えて理解して共有することです。 自分の考えや価値観とすりあわせながら、互いが近づき、会社の方針を共有化する。そこに仕事を通しての個々人の成長があると思っています。
休みの日は、家の掃除をしながら考えることが好きです。他には街歩きが好きです。 街の色使いに興味があって、銀座など繁華街の人々、お店、商品などの色を目にしながら、 音楽を耳に聴き、イメージを膨らませながら歩くのが心地いい。