製品概要
NANインキは、高速印刷適性があり、紙、塩ビステッカー、合成紙(ユポ等)、ABS等の幅広い素材に対して、良好な接着性があります。
発泡スチロールボードを侵すことなく、低、高速印刷の両方に適しております。
- 溶剤型インキセレクター
用途
- 発泡スチロールボード
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自動車・バイク
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家電(IoT)
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スマホ・タブレット・スマートウォッチ
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センサー
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ゲーム
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その他
特長・機能
- 低臭気で、ハイグロスタイプ、印刷適性に優れ、速乾性です。
- 高速印刷に最適で、発泡、ムラを起こしにくくなっております。
- ユポ紙はスクリ-ン印刷に適したグレ-ドを選んで下さい。
基材
- 発泡スチロールボード、塩ビステッカー、ABS、合成紙(ユポ等)、紙全般
- 合成紙
- 発砲スチロール
- 塩ビ
- 紙
- ABS
希釈
- B-001溶剤(速乾) B-002溶剤(標準) B-003溶剤(遅口) B-004溶剤(超遅口)
- 希釈15~25%
- ※発泡スチロールボードに印刷する場合は、必ずC-002溶剤をご使用下さい。
補助剤
- SM-40消泡剤 0.5~1.5% (消泡、レベリングの向上用)
推奨洗浄剤
- スクリーン洗剤L2 又は、B-002溶剤
メッシュ
- T-150~300メッシュ (T-250のとき、印刷面積は約50~60m2/kg)
乾燥
- 重ね印刷 各層 60℃ 5分 最終層 60~80℃ 30分以上
設定色
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000メジウム
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003金赤
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112紅赤
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121紅
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161紅
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163赤
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177赤
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182赤
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221黄
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263赤黄
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271青黄
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277赤黄
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391藍
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420浅葱
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577朱
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581牡丹
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611白
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611コンク白
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797草
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821紫
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911墨
- ※カラー分解用(TC)の色設定もあります。
注意
- 必ず使用目的に合わせてインキの選定を行なって下さい。
- 耐アルコール性は、通常のビニールインキ(VGインキなど)と比較して劣ります。
- プラスチックはメーカーやロットにより品質が異なる場合があります。印刷前に必ず接着テストをして下さい。又可塑剤、添加剤などの浮きによる接着不良、静電気による印刷ミスを防ぐため、印刷部の表面をアルコール等で拭く事をおすすめします。
- 製品化前の確認:原反・工程・印刷・乾燥条件の違いにより接着性、耐性が変化する事があります。量産印刷前には必ず接着性や耐性を確認して下さい。
- このインキは金属缶ではサビが発生し易い傾向があり、ポリ容器での出荷となっております。
- インキの品質安全期間:未開封で製造日より36か月
消防法
- 危険物第四類第二石油類、危険等級Ⅲ級
安全な取り扱い
- 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用下さい。インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流して下さい。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けて下さい。
- 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管して下さい。
- SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任においてお取り扱い下さい。
耐性
試験項目 | 試験条件 | 試験結果 |
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接着性 | JIS K 5600-5-6:ISO2409(クロスカット法)、 1mm幅で 6×6、セロハンテープ剥離 | 0(剥離無し) |
耐熱性 | 80℃ 72 時間、塗膜の外観変化と剥離の有無 | 異常無し |
耐温水性 | JIS K5600-6-2、40℃温水 168 時間浸漬、塗膜の外観変化と剥離の有無 | 異常無し |
耐湿性 | JIS K5600-7-2(連続結露法) 65℃ 85%RH 100 時間、塗膜の外観変化と剥離の有無 | 異常無し |
耐水性 | JIS K 5600-6-2、ISO 2812-2 水道水 168時間浸漬、塗膜の外観変化 | 異常無し |
耐酸性 | JIS K 5600-6-1 、ISO 2812-1、5%硫酸 5分浸漬、塗膜の外観変化 | 異常無し |
耐アルカリ性 | JIS K 5600-6-1 、ISO 2812-1、5%NaOH 10分浸漬、塗膜の外観変化 | 異常無し |
耐アルコール性 | 学振型摩擦試験機 、カナキン 3号綿布エチルアルコール浸漬 荷重 200g 5回での 剥離 の有 無 | やや異常無し |
耐油性 | オリーブ油 学振型摩擦試験機、カナキン 3号綿布、荷重 200g 50回での塗膜の外観変化 | 異常無し |
耐洗剤性 | 中性洗剤 24時間浸漬 | 異常無し |
耐溶剤性 | ノルマルヘプタン 1時間浸漬 | 異常無し |
耐摩擦性 | 学振型摩擦試験機、カナキン 3号綿布、荷重 200g 300回での色落ちの有無 | 異常無し |
促進耐候性 | JIS K 5600-7-7 ISO 11341 放射エネルギー 60W/m2、BP 温度 63±3℃ 降雨 18 分/120 分 、500-1000hr 変褪色の有無 | 異常無し |
試験条件
- 試験条件 【NAN-911墨】 【B-002溶剤 20%】 【60℃ 30分】 【T-250】 【原反:塩ビステッカー】
- 上記印刷物を室温放置24時間後、上記試験を行いました。
- 上記耐性試験結果は、弊社における測定結果であり保証値ではありません。
- 本カタログに記載されている情報は、予告なく変更する場合が有ります。
よくある質問
FAQ
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スクリーン印刷とは何ですか?
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スクリーン印刷とは、孔版印刷の一種で、「パターン支持材として紗を用い、その上に作られた版画像を通してスクリーン印刷インキを被印刷体に転移させ画像複製を行う技術の総称」とされています。
被写体については、空気と水以外の物すべてに印刷が可能であるとされています。もちろん、平面だけでなく、曲面、特殊形状、成形品にも印刷が可能です。
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墨インキを重ねた際にピンホール状に透けてしまいます。どうすれば良いでしょうか?
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ピンホール状に透ける原因として
①一層目の膜厚が薄い。(5μ以下)
②インキの稀釈率が多い。(20%以上)
③スキージ圧が強い。
④下地がメジウムベースの薄い色である。
などの複合的要素が考えられます。チェックしてください。 -
乾燥はどれくらいすれば良いのでしょうか?
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多色印刷の場合、一色毎の乾燥は各インキの一次乾燥条件で乾燥し、一液インキは最終色印刷後、二液インキはバインダー印刷後に、各インキの最終乾燥条件に従って加熱乾燥して下さい。
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なぜ中間乾燥と最終乾燥があるのですか?
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射出成形時に残留溶剤があると、密着不良やインキ流れを誘発します。その為、中間乾燥条件でスクリーン印刷終了後、最終の乾燥を必ず行って残留溶剤を飛ばす必要があります。
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中間乾燥を長くしたら、ピンホールやクラックが発生しました。どうすれば良いのですか?
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一液型の場合、中間乾燥が長いと下地インキに重ねインキの溶剤が急速に染み込み、ピンホールを発生させる可能性があります。
二液型の場合は、中間で加熱乾燥し過ぎると硬化反応が進み、重ねインキをスクリーン印刷した際に、塗膜が膨潤してしわが発生します。それがクラック状に見える場合があります。
対策として、中間乾燥時間を短くする事を行って下さい。